お ま け



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前打ち
よっすぃー
3年前、場所は〇善で、丁度お昼ぐらいだったか。うねり少々、濁り有りアタリは、取れそうな雰囲気。離岸テトラの真ん中から、左に5メートル程移動し、いかにもの沈みテトラの裏に、カニを落とす。着底した瞬間、微妙な(コッ)のアタリが、怪しくば合わせろ!竿が、ガツンと途中で止まる。しかし、動かない。3秒ほどしてからか、動いては、ならない物が動いてしまった!3回ほどか、ゴツ・ゴツ・ゴツと、今まで感じたことのない重すぎる頭の振り!奴は、左へ動き始める!重い、重すぎる、あまりにもビックパワー。竿が、ここまで曲がるのかと、思うくらい締めこむ。テトラを、移動したい所だが、足場が悪く動けない。沈みテトラだらけなので糸は、出せない、いや意地でもださない。奴は、ビックパワーで左から手前に突っ込もうとする。こちらも勝負しているので、意地でもためる。竿は、リールシートの上から限界まできている、ここまで来たら、姿だけでも見たかったが、その時、パァァァァ〜ン!リールシートから上は、海へ、負けた。糸を出せばいいと言われそうだが、あの時は、勝負だった。ほんの数十秒のことだと思うが、忘れることは無い思い出になった。黒鯛だと信じてわいる。



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